FASHION
今年の浴衣はもう決めた?きもの館 創美苑の2017年新作をチェック!
6月に入り、週末はどこかでお祭りが開催される賑やかな時期になってきました。それに伴い浴衣を着る機会も増えてきますが、ROBE読者のみなさん浴衣はお持ちですか?最近ではネット販売が主流となっている浴衣市場ですが、その中でも圧倒的シェアを誇るのがきもの館 創美苑(そうびえん)の浴衣です。
きもの館 創美苑は群馬県館林市に実店舗を構える呉服屋。2007年より主な運営スタイルをネット販売を中心とする販売形態にシフトし、今では楽天、ZOZOTOWN、SHOPLIST、amazonなど幅広いチャネルで浴衣や着物、和装小物の販売を行っています。
表参道で行われた2017年新作発表会にて、創美苑の数あるラインナップの中でも今年一押しのライン、bonheur saisons(ボヌールセゾン)の浴衣を拝見してきました。日本人女性ならばさらりと着こなしておきたい、創美苑の浴衣の魅力をご紹介します。
私に合う浴衣が見つかる。十人十色の柄
創美苑が支持される一つの理由は、その圧倒的な商品数にあります。ネットの商品ページを最後まで見ようと思うと30分はかかってしまいそうなほどバリエーション豊富。人気の浴衣・帯・下駄のセット販売は平均1.5万円ほど。3000円代のプチプラ浴衣から3万円前後のものまで、価格の幅が広いのも特徴です。さまざまな浴衣の色柄と帯の組み合わせが用意されているので、セットでありがちな「帯はいいんだけど…」といったお悩みも少なく済みます。
ずらりと並ぶマネキンを見て、20代前半からover 40まで、幅広い年代の女性を顧客に抱えるのも納得。ポップな配色のキュートな柄、モノトーンやネイビーでまとめたシックな柄、レトロで洗練されたおしゃれな柄まで、自分に似合う色柄が絶対に見つかります。
発表会に訪れたモデルやインフルエンサーの間で人気ナンバーワンだった柄はこちら。細い赤ストライプに大輪の椿が咲くガーリーながらも大人っぽいデザイン。帯は椿の花びらのように柔らかい印象を与える兵児帯を合わせており、コーディネートに統一感を持たせた高感度な着こなしです。
和装は洋服と違い、その造形よりもどうしても色や柄が目立ってしまうので、選ぶ際に気をつけたいのが自分の身長とのバランスや髪色、肌のトーンにあっているかどうか。例えば身長が低い方は大柄を選ぶと全体が柄に埋もれてしまうので、小さめの柄や縦に視線がいく柄配置を選ぶと柄に負けることなくすっきりと着こなせます。
固定概念にとらわれず着こなしの幅を広げよう
「和装をしたいけれど、ちょっと難しそう。」と思っている方は、ぜひ固定概念を取っ払ってみて。現代では日常で和装を楽しむ機会が少なく、ちょっとお堅いもの、季節限定のコスチュームだと感じているから取り入れづらいのかもしれません。そして洋服よりもトレンドが明確ではないためどう着こなせばいいかわからない、というのもお悩みの一つではないでしょうか。洋服なら今年のトレンドは雑誌やSNSの情報を見ていれば正解っぽい着こなしができますもんね。
トレンドという正解っぽい指標がないからこそ、自分に似合う色柄や小物使いにチャレンジできるのが浴衣の面白さ。創美苑ではモノトーンのシックな柄にふわふわでパステルカラーの兵児帯を合わせたり、カンカン帽やハットを合わせたコーディネートを提案していました。
着付け方の基本的なルールさえ守れば、和装だってファッションのひとつ。自分なりの着こなしで楽しんでしかるべきです。2017年のシューズのトレンドである厚底靴=プラットフォームをぽっくりの代わりに合わせてみても可愛いかもしれません。ただし、転ばないように歩き方には気をつけて。
浴衣の着付けは覚えてしまえば10分もかからずに一人でできるので、今年の夏はぜひ浴衣を定番ワードローブに!おしゃれは和洋問わずに楽しんでこそ、越境レディなのです。
text. Azu Satoh