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FASHION

We should all be… what?の話《水曜のケセラセラ》

こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第29回目。前回はG.V.G.V. 2017AWのアゲアゲなショー風景をお届けしました。今回はファッションが発信するメッセージに関するお話です。

ファッションは世界を変えない?

誰かの平和は、誰かの不幸の元に成り立っている場合もあって、誰かの声が、誰かを傷つけることがある。先日惜しまれながら最終回を迎えたテレ朝ドラマ『奪い愛、冬』でも笑ってしまうくらいドロドロの愛憎劇を通して、その不都合で当たり前の真実を伝えてくれました。世界平和のためにファッションができることなんて、そんなにないと思っています。個々人の心の平和をもたらしてくれるものではあるけども、たぶん世界を衝撃的に変えることはできない。


それでも、ファッションは何かを伝えることをやめようとしません。というかやめることはできない。自分の肌に触れて、他人の目に触れるものである以上、必ず何かしらのメッセージを作り出してしまう厄介なものです。そしてそのメッセージはコントロールが難しい。メッセージを分かりやすくパッケージ化できる”トレンド”という機能もありますが、「あの人おしゃれだよね」「そう?奇抜過ぎない?」「一周回っておしゃれというか…」そんな答えのない会話が行われるのも、ファッションから受け取るメッセージをそれぞれが違った捉え方をするからです。

何を伝える?何を感じる?

ファッションから受け取るメッセージとして最近もっとも強烈だったのは、言うまでもなくDior 2017年春夏コレクションで発表された一枚のTシャツでしょう。”WE SHOULD ALL BE FEMINISTS”と書かれたロゴTシャツはSNSを通し一瞬にして世界中へ広まりました。真っ黒な文字が乗った真っ白なTシャツはデザインとしてはシンプルの極みですが、その迫力は画面越しからでも十分に伝わってきます。

…Feminist is a recurring word for #MariaGraziaChiuri. #DiorSS17 #PFWSS17

Dior Officialさん(@dior)がシェアした投稿 –

“WE SHOULD ALL BE FEMINISTS” この言葉はフェミニストとしても活動するナイジェリア出身の作家 Chimamanda Ngozi Adichie によるエッセイのタイトルからつけられたもの。2017年1月21日に行われた Women’s March (女性たちの行進)に代表されるように、いま再び世界中で女性の権利が訴えられている中で、このDiorのセンセーショナルなロゴTは大きな物議を醸しました。賞賛の声が多く上がる一方、フェミニズムを金儲けに利用していると言った批判の声も上がっています。

Diorが打ち出した直球のメッセージとまではいきませんが、選択して服を着ているということはメッセージを発しているということ。あなたはファッションでどんなメッセージを発信しますか?

意味なんて持たせない、という意志だってひとつのメッセージ。明日服を選ぶときはメッセージってなんだろう?と一瞬だけ考えてみてください。

text. Azu Satoh

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