LIFE & CULTURE
ChocolateHolic展でチョコレート×美少女の世界に溺れる
バレンタインシーズン真っ盛り。街中に溢れるハートのモチーフや可愛らしいスイーツたち。とろけるチョコレートに体を包まれた、甘ったるくスイートで、時にダークな世界に一度でいいから溺れてみたい。
女の子の「大好き!」が凝縮された世界観でSNS世代を虜にする3人のアーティストが、絶叫級の甘い世界に私たちを誘います。
ChocolateHolic展
ファッション誌、広告の分野で活躍しモデルからの支持も高いフォトグラファー篠田工。サンリオ・リトルツインスターズとのコラボやサロン・デュ・ショコラ2016のファッションショーの衣装制作などで話題のスイーツアーティストKUNIKA。ガーリーでファンシーな独自の世界観が魅力のメイクアップアーティストKAI。
甘いもの、可愛いものが大好きという3人が集まったことで実現したのが「ChocolateHolic展」。今の時期にぴったりな、スウィートでロマンチックな写真展です。
モデルとして参加するのは10代、20代の女子から絶大な支持を得る、越智ゆらの、山本ソニア、加藤ナナ。タトゥのようなチョコレートボディペイント、チョコレートで装飾されたランジェリー、甘いピンクの世界、それぞれのコンセプトにピッタリな3人のモデルがChocolateHolicな世界に天使となって舞い降ります。
ランジェリーに装飾されたのは本物のチョコレート!
ではなく、KUNIKAさんの手作業によってシリコンで作られたフェイク。触れば手の熱でとろけてしまいそうなほどリアルです。キラッと埋め込まれたラインストーンが本物のチョコにはないきらめき。ただ甘いだけではなくラグジュアリーでダークな可愛さに女子でもドキリとしてしまいます。
“Chocolate Holic”な3人が集まって生まれた世界
ChocolateHolic展はフォトグラファーの篠田さんの提案で生まれました。ハロウィンやクリスマス、バレンタインなど、人々の気分が高揚するイベントに合わせて作品を発表したいという思いがあり、多くの人に見てもらえるようなキャッチーな写真で展示をしようと思ったのがはじまり。
KUNIKAさんとは元々仕事で交流があったという篠田さん。KUNIKAさんが生み出すケーキやクッキーなどの作品は単体で撮られることが多いので、スイーツとモデルを絡めて撮りたいと思ったのだとか。
KUNIKAさんにとっても今回の作品は初挑戦。今まで人にデコレーションをしたことはなかったので、現場で試行錯誤しながら作品を作り上げていったそう。「普段作品は完成型を頭に描きながら作るけど、今回は初挑戦で想像ができなかったので、現場で作りながら考えていきました。」
ほっぺにペイントされたチョコレートにきらめきをプラスするのはKAIさんによるキラキラメイク。「モデルさんが一番キラキラ可愛く見えることを心がけています。例えばゆらのちゃんだったらデコルテのペイントが綺麗に見えるように髪はあげようとか、彼女自身ツインテールが好きだからそうしようとか、その子が好きなテイストを盛り込んで喜んでくれるようなメイクをします」
日本人が感じる「可愛い」を世界に発信していく。
今後取り組んでいきたいのは日本人が好きな「可愛いさ」を極めて世界に発信していくことだと語る篠田さん。「モードな世界観やハイファッションなど外国人風に寄せたものではなくて、日本人が作る可愛さで海外の人を圧倒させたいです。それがちょっとした裏テーマだったり。」
会期は10日(水)まで。バレンタインのチョコを食べ過ぎてお腹がいっぱいの女子でも、チョコレート好きな男子でも、目で味わうスイートなチョコレートはいかがですか?
会場内ではグッズも販売。KUNIKAさんのアイシングクッキーは4種類、KUNIKAさん(左)KAIさん(右)デザインのものが2種類ずつあります。今回の作品を収めたZINE、缶バッチも会場限定の発売なので、ぜひお早めに手に入れて!
ちょっとニッチな世界と思われがちな「可愛い」の門戸を広げて、甘いだけではない広い意味での「可愛い!」を発信していく3人の活動から目が離せません。
ChocolateHolic展
日程:2月5日〜10日
時間:11時 〜 20時 ※5日10日は16時まで
場所:White Space Omotesando東京都渋谷区神宮前4-1-18
フォトグラフォー 篠田工
スイーツアーティスト KUNIKA
メイクアップアーティスト KAI
Text. Azu Satoh