LIFE & CULTURE
パリスイーツ3選!エクレア、シュー、ショコラの変化球
秋といえば、グルメ。グルメといえば、パリ!華の都、いや食の都パリでおすすめのスイーツ屋さんの情報を現地よりお届けいたします!
私だけの(Mon)エクレア(Eclair)
パリでここ数年ブームとなっているのが専門店。前回3月のパリスイーツ特集では生クリーム専門店を紹介しました。今回はエクレア専門店!日本にも進出し話題となった「L’Eclair de Génie」や「Atelier de l’eclair」などパリは今やエクレア激選区なのです。その波はリールにまで!そんな中、一風変わったエクレア専門店が昨年10月にオープンしたので向かってみました。
“私のエクレア”という意味の「Mon Eclair」は自分で好みの味にカスタマイズできるエクレア専門店。しかも、嬉しいことにシュー生地はグルテンフリーなのです。
選び方は簡単。プラリネ、シトロン、キャラメリゼタルトタタンなどから中に入れるペースト・ジャム、そしてチョコレート、バニラ、ココナッツなど上に乗せるクリーム、そして好みのトッピング2種類選ぶだけ。季節によって新鮮な素材を使用しているので、シーズンごとに自分だけのオリジナルエクレアを作ることができます。
生地はグルテンフリーとは思えないほどサクサク!フレッシュなジャムによく合う濃厚なクリームは日本で味わうエクレアとは全くの別もの。小さくても満足感大のおやつです。凱旋門の近くに来たらぜひ立ち寄りたいお店!
Address 14 rue Pavée 75004 Paris
Open 10:00 – 20:00(月〜土)10:30 – 13:30(日)
HP / Instagram / Facebook
Profiterole Chérie
お次に向かったのはピンクの内装が可愛らしいマレ地区のお菓子屋さん。ここはProfiterole(プロフィットロール)という小さなシューを積み上げてソースをかけたスイーツの専門店です。一歩足を踏み入れた瞬間から気分はまるでマリーアントワネット!
Profiterole Chérieのプロフィットロールはタワー式ではなくシューを一つ使ったミニサイズ。半分に割って中にアイスを挟みます。テイクアウトも可能。
定番はバニラアイスにチョコソースの組み合わせ。ひんやりアイスをサンドした小さなシュー生地に熱々のチョコソースをかければ完成。アイスとソースの温度差がそのまま、お口の中の幸福感につながります。
いただいたのは季節限定のマロン&カシス。カリカリのシュー生地にカシスアイス、マロンクリーム、カシスジャムがぎゅっと詰まって小さいながらも濃厚な一品。仕上げにマロンソースを自分で上からかけていただきます。
日本では見られない見た目も味も大満足のスイーツは是非写真に収めたい一品!
Address 17 rue Debelleyme 75003 Paris
Open 12:30 – 18:30(火〜日)(月曜休み)
HP / Facebook
Jean-Charles Rochoux
最後はみんな大好きチョコレートのお店へ行きましょう。
サンジェルマン・デ・プレ教会から少し歩いたところにあるJean-Charles Rochousx(ジャン・シャルル・ロシュー)は日本未上陸の高級ショコラティエ。店内にはまるで芸術作品のようなチョコレートの彫刻がずらりと並びます。もちろん購入可能。
ここで手に入れるべき一品はフルーツ入りの板チョコ。週に一度、土曜日にしか味わうことのできない限定板チョコなのです。パティシエが朝に市場で仕入れた新鮮なフルーツを使用し、みずみずしさをそのまま閉じ込めた奇跡のフレッシュ板チョコ。
この日は秋らしく旬のイチジクを閉じ込めたチョコレートでした。カットされたイチジクが甘さ控えめのブラックチョコレートでうすーくコーティングされ、一口かじった瞬間果汁がブワッと溢れます。板チョコと呼ぶには贅沢過ぎる食感。さっぱりとしたチョコレートは果実の甘みを引き出すベストパートナー。
お昼過ぎには売り切れてしまうこともあるので朝一で手に入れるべし。賞味期限はたったの48時間(!)なので日本に持ち帰ることが困難な、まさに幻の板チョコなのです。ここでしか味わうことができないデザートは早起きしてでも行かなきゃ損!
Text. Azu Satoh