LIFE & CULTURE
ぬいぐるみってどう作るの?スヌーピーミュージアム「ぬいぐるみワークショップ」を体験!第2弾の開催も決定!
ふわふわ、いきいき、ぬくぬく、どきどき。ぬいぐるみってどうやって作るの?そんな疑問を探るべく、六本木スヌーピーミュージアムにて2017年6月19(月)〜23 日(金)の5日間限定で開催された「ぬいぐるみワークショップ」をROBE編集部が体験してきました。イベントリリース直後、先着申し込みは即座に定員に達したという人気ぶり。今回はメディア限定で開催されたワークショップにて、本番と同じ作り方でぬいぐるみ作りを取材してきました。世界でひとつのスヌーピーのぬいぐるみ作りは、隅から隅まで「ピーナッツ」の世界観にあふれていました。
スヌーピーのぬいぐるみ工房へようこそ
ワークショップ会場となるミュージアム内のスタジオは、今だけ限定の姿に変身。スヌーピーに着てもらうTシャツや首輪などカスタマイズ材料が置いてある台が犬小屋風だったり、お風呂にはウッドストックがとまっていたり、チャーリー・ブラウンがミシンの前に座っていたり、まるでスヌーピーのぬいぐるみ工房のよう。後ほど出てきますが、それぞれしっかり役割があるのです。
ぬいぐるみだって設計図がある
ワークショップは約75分間。まずはぬいぐるみ製作専門のスタッフの方から作り方の説明を受けていきます。彼らがしっかりサポートしてくれるので、初めてのぬいぐるみ作りでも安心。
ぬいぐるみは立体の状態で見る機会しかないのですが、もちろん洋服と同じで平面の型紙から作られています。スヌーピーは18枚のパーツと鼻、目の部分の2パーツからできていました。
どこがどこだか想像つきますか?口から額に繋がる部分は一枚になっていて、こんなに長いのです。実はスヌーピーの顔はハート型だったということも判明。
型紙のお勉強をしたところで、材料確認。Tシャツの名入れオーダーシート、コットン、ブラシ、説明書きがあるかどうか確認します。
スヌーピーのコーディネートを決めるのはあなた
材料チェックが終わったらいよいよ製作スタート。まずはTシャツに入れる名前を決めます。自分の名前でもよし、プレゼントする相手でもよし、媒体の名前でもよし。ということで、ROBEと命名。名前の下には製作日=誕生日がアイロンプリントされます。
お次はコーディネートタイム。スヌーピーに着てもらうTシャツ(全8種)、首輪(全16種)、お腹に入れるペレット(全8種)、そしてコットンを詰める元のスヌーピーを選びます。ワークショップで人気だった色はTシャツがバイカラーの水色、首輪が定番の赤だそう。
元となるスヌーピーは全て手作業で作られています。目の位置や眉の具合など、それぞれ微妙に表情が違うので好きな子を選びましょう。ROBEは最後列左から二番目で埋もれていた子をピックアップ。
ROBEカラーでもあるピンク、潔いブルーの首輪、「THIS IS REAL LOVE」の一コマが描かれたペレットをチョイス。
Tシャツを選んだら早速名入れをしてもらいます。ミニミニサイズのアイロンがなんとも可愛い。
土台はしっかりと
コーディネートを選び終えたら次は体づくりのお時間です。美しく服を着こなすにはそれなりのボディを用意してあげなければいけません。
右が選んだスヌーピー、左がひっくり返した状態です。こうしてみると、先ほどのパーツが縫われてできているのがわかりますね。ぬいぐるみの語源は諸説ありますが、裏返した状態で縫ってくるりとひっくり返すので「ぬいぐるみ」というのだとか。
体づくりの基本はコットン詰めにあり。コットンは一部分だけ縫われていない背中から詰めていきます。まずは頭から。頭にしっかり詰めたら次は両手両足に愛を込めて。付け根に入れすぎると動きづらくなってしまうので注意しましょう。
両手両足に詰め終わったら重しの役割を持つペレットを入れていきます。お腹に入れると寝っころがる姿勢に、お尻に入れるとちょこんと座る姿勢になります。
くたくたorどっしりスヌーピー
ここでお手本を見ながらコットンの分量チェック。少なめに詰めるとくたくたとしたゆるふわスヌーピーに、たくさん詰めるとしっかり姿勢をとるどっしりスヌーピーになります。ここはお好みで調整しましょう。
ROBEスヌーピーは洋服を着こなすために骨格をしっかりさせました。ほれぼれする美脚ですね。
手持ちのコットンで足りなくなってしまったら、チャーリー・ブラウンのところへコットンをもらいに行きましょう。自由に増量してOKです。
手術&健康診断で仕上げ
お腹部分までしっかりコットンを詰めてバランスを整えたら、いよいよ裁縫タイム。針は苦手だな、という方もご安心を。専門スタッフの方が仕上げをしてくれます。コの字縫いという縫い方で背中をバッチリ縫い合わせ。普段は型紙起こしから縫製まで仕上げるぬいぐるみのプロフェッショナルの技を間近で見ることができます。
縫製が終わったら最後のチェック「健康診断」を行います。大好物のルートビアを飲みすぎてお腹の調子が悪いスヌーピーは、検査機を当てるとピーッと反応してしまいました。ROBEスヌーピーはメタボの心配がありましたが無事通過。ここでは針などの危険物が残っていないかのチェックをしています。
診察が終わったらお風呂タイム。犬足のバスタブは実は風が出てくる機械で、体についた細かいコットンを取ってくれる役割を果たします。ウッドストックに見守られながら風の入浴中。
元気なスヌーピーに洋服をプレゼント
健康診断を一通り終え、風のシャワーで綺麗になったら風邪をひかないようにすぐにお着替えタイム。先ほどスタッフに手渡して名入れをしてもらったTシャツを受け取り、スヌーピーに着てもらいましょう。
ROBEスヌーピーはちょっぴりコットンを多く入れたのでTシャツもハリハリ。洋服が美しく着られる素晴らしいプロポーションに作り上げました。最後に縫い目に埋もれた毛を出してフワフワにするため、ブラッシングをして完成です。
6月20日、愛情とコットンをたっぷり詰め込んだ、世界でたったひとつのROBEスヌーピーが誕生。くたくたの状態から様々な個性を持ったスヌーピーが生まれた中で、やっぱり自分の手元にある子が一番可愛く見えてしまうのは親バカなんでしょうか。
さて、今回の申し込みに間に合わなかった方に朗報!ぬいぐるみワークショップ『オリジナルスヌーピーをつくろう!』第2弾を2017年7月18日(火)~21日(金)の期間で実施いたします。応募方法など詳細は後日スヌーピーミュージアム公式サイト( http://www.snoopymuseum.tokyo/news-events/ )にて発表予定です。
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