『salvy;』から解く、何でも揃わない京都セレクトショップShabby&Industrialの魅力。

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京都セレクトショップ「Shabby&Industrial」

「今の洋服は、見た目云々だけではなく、ディテールの強い主張も含め、派手な衣類が非常に多いですね。一方でまた、ミニマムでクリーン、中性的で華奢な印象の洋服が多くなりすぎているように思います。やはりできれば男性らしい力強さや道具としての洋服の要素を持ちつつも、現代的にアップデートされた大人の“実用着”としての洋服がこれからの時代に残っていくのだろうなと感じています。」

20年以上もアパレル業界に身を置く、京都のセレクトショップ「Shabby&Industrial(シャビー&インダストリアル)」の店主・長尾さん。それもこれも時代の流れ、と言えば終わってしまうような抗えなさがここにはあるわけですが、そのような憂いを感じながらも、“実用着”をキーワードに大人の20、30年と愛用し続けられる洋服を京都から発信しているのが同店です。

_MG_8296 のコピー

“実用着”

「デザイン服はやはりどれだけクオリティが高くとも気持が飽きるし、年齢の上でも着続ける事は難しくなってしまいます。」

発信の源のキーワードは、“実用着”。ミリタリー・ワーク・スポーツ・トラッドといった、まさに実用着が育ってきたカルチャーが同氏の時代に屈しない姿勢の源泉です。

店内にはもちろん、マスではあまり使わない言葉を重きに置く同店だけに、長尾さんの思いが漏れなく反映されたような他ではあまり並ばないアイテムが多く並びます。

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「Shabby&Industrial」と“マリン”と『salvy;』

今期独自に打ち出すテーマも、水を感じるスタイル“マリン”と、ミリタリーとスポーツを横断したような切り口に。厳選に厳選を重ねた先にセレクトするブランド『salvy;(サヴィー)』もその一つ。

「見た目は非常にシンプルでミニマムなデザインに落とし込まれており、袖を通し、所有して初めて分かる着心地の良さやコーディネート性の高さが魅力的です。その点においてこのブランドは非常に高い次元でこの要素をミックスしており、素材やパターン、縫製に至っては、日本でしか出来ない技術がふんだんに使われています。上手く引き算を使った洗練された雰囲気を持ちながらも、どこか昔からあったような洋服に構築されています。」

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salvy; - P/N RIP STOP ANORAK PARKA ¥63,720(tax.in)


なぜネイビーではなくホワイトなのか?

さらに『salvy;』の中でも実際に店頭に置くことになったのが、長尾さん今期一押しのアイテム“アノラックパーカー”。他のブランドでもこの春夏多くリリースされているアイテムですが、同ブランドの選んだのは上記の通り。そして、ネイビーとホワイトのカラーの選択肢がある中、ホワイトのアノラックパーカーをセレクトした理由は、

「この春のテーマが水を感じるスタイルなので、アノラックのデザインがアメリカ海軍のnavyパーカに似ているというのがまず一つ。そしてカラーですが、やはりネイビーだとミリタリーに偏ってしまいます。ホワイトですとミリタリー以外にもスポーツやマリン、ビーチなど、コーディネートの幅がかなり広がるためです。あわせてネイビーのアウターは今やこのブランドに限らずともどこにでも安い物から高い物まで世の中に溢れ返っているので、当店といたしましてはホワイト一択でした。」

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ブラックに次いで、もはや定番色として市民権を得ているネイビーですが、あえてそこを外すというのが長尾さんのセレクト。多くのブランドや洋服が溢れる中、マストレンドとは異なる場所で独自のコンセプトでもって、独自のショップを創出することへの気概をアイテム一つに感じることができます。

「セレクトには自信があります。買い物のお手伝いは任せてください。」

何か欲しいけどわからない、何が欲しいのかもわからない、そんな方でもぜひ長尾さんに相談してみてください。研鑽された審美眼によって選ばれた洋服なら安心です。何でも揃わない、他には並ばない、世の中で探しても見つからない洋服をセレクトする京都のセレクトショップ「Shabby&Industrial」にぜひ足を運んでみてくださいね。

Shabby&Industrial
京都市中京区御幸町通三条上る丸屋町315 たけうちビル 2F(Googlemap
TEL.075-256-2188 OPEN.12:00-20:00

Text.Shunsuke Mizoguchi


 


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