『HUMIS』から解く、セレクトショップLITTLE TOKYO(リトルトーキョー)

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表参道から一本、その喧騒とは裏腹に、落ち着いた雰囲気の場所にお店を構えるセレクトショップ「LITTLETOKYO (リトルトーキョー)」。“古き時代を知り。今を感じとる、新しいそこへ繋ぐ挑戦をし続ける”をテーマに、若手ブランドのみを取り扱うショップです。今回は前回の『meanswhile (ミーンズワイル)』に引き続き、同じく16SSから取り扱う『HUMIS (ヒューミス)』についてお二人にお話を伺いました。

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『HUMIS』が欲しかった理由


「リトルトーキョーのコンセプトである、次世代を作る意志を感じるか、という大前提はmeanwhileと一緒で、まず知り合い伝手で展示会に行ったのが始まりです。いざ実際にアイテムを見てみると、デザイナーが古着を得意とする日本を代表する某ブランド出身だけに、まずもって洋服の持っているその雰囲気に惹かれました。なんだこれはと。」

回った展示会で各ブランドの洋服を一着一着全て着てみるというお二人を驚かしたブランドが『HUMIS』。取り扱いを決めた16SSのテーマ“Paint It Black”とは。

「取り扱いを始めた16SSで言うと、“Paint It Black”と題して、70年後半~80年代中期において活躍したウォーホルやバスキアをテーマにしているんですね。アメリカ社会に流布しているスターのイメージや商品などのシンボルは軽薄だといって。それを作品で皮肉にした、大量生産は陳腐だと。それをデザイナーが洋服に落とし込んでいるわけですが、古着に造詣が深いからこそできるアプローチの仕方がディテールに見て取れます。」

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ディテールに見るHUMISの正体


「今回3ピースで大胆にスタイリングを汲んだ作業着をモチーフにしたアイテムですと、パッチワークのディテールであったり、テンセル混の色褪せた雰囲気など、大量生産されたアイテムとしての作業着を現代風にデザイナーのセンスで昇華させてます。今でこそ流行のカーキですが、それを作業着に落とし込んだらファッションから堕してしまうじゃないですか。危ない橋です。」

まずもって見た目が良くなければ着たくないと思われる洋服で、あえて危ない橋を渡りながら“Paint It Black”を体現したアイテム。ディテールの追い込み方、生地の選び方、全体を構成している一つ一つがお二人を驚かした雰囲気の秘密です。

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洋服の雰囲気を作り出すデザイナーの妙


「でもそうとはなっていない。ちゃんとファッションとして成立している。雰囲気という曖昧な言葉ですが、そこには古着への理解と16SSテーマをうまく融合させたデザイナーの妙があるんですよ、やっぱり。作業着というある意味一般的なアイテムに、ファッションという意味を付与して再発見させてくれた逸品です。」

今までなんとなく目に触れていたアイテムが、デザイナーのセンスによって意味が変わってくる。そんな原体験があったが故の取り扱いです。

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リトルトーキョーのセレクト


「今回ピックしたアイテムは何より僕が欲しかった(笑)基本的にお客さまが今持っているアイテムに合わせたら何か変革を起こせるんじゃないか、といった点がリトルトーキョーの特色のまた一つです。それを加えることでそれまでの洋服が違うように見えてきて着まわしが増える、そしてそれを着て街に行くことが楽しくなる、そのようにファッションを楽しんでくれたらリトルトーキョーとしてはバンザイです。」

LITTLE TOKYO
東京都渋谷区神宮前5-12-14(Google Map
TEL.03-6427-1907  OPEN.12:00-20:00(不定休、大晦日・元旦は休み)

Photo.Yuya Iwasaki, Text.Shunsuke Mizoguchi




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