アウトドアファッションを現役プロがガイド。おすすめブランドをカテゴリー別に紹介



「いくらいい服だって動きにくけりゃ意味ないからね」Michael Kors(WWD vol.1701, INFAS PUBLICATIONS, 2001)

優れたファッションデザイナーは、18年前にすでに気づいていました。そして現在、「軽快なアウトドアファッション(アウトドアミックス)やスポーツミックスこそがおしゃれ」という認識は、世界共通のトレンドへと発展しています。

そこで今回は、そのアウトドアファッションがテーマです

・タウンユースにおけるアウトドアファッションってどんな感じ?
・普段使いしやすいおすすめのアイテムは?
・着ていてもおかしくないのは、どんなブランド?

そんな疑問に、プロのショップスタッフが知識と経験をフル動員してお答えしていきますよ。お見逃しなく。

アウトドアミックスなファッションが時代にフィット


GRAMICCI×EDIFICE(ショーツ)



時代の空気を鋭敏に感じ取るファッションブランドのデザイナーたちは、ここ数年、多くのアウトドアウエアを積極的に市場に送り込んできました。

ストレスフルな現代を生き抜くための「新たな戦闘服」として、機能性の高さは申し分ありません。サステナビリティーが要求される昨今、エコロジカルな素材使いや耐久性も理に適っています。着回しの良さ=コスパの良さも目を見張るものがあります。

でも、何よりも消費者がリアルに受け止めたのは、「リラックスして着られる」という点。スポーツミックスにも共通するこの要素こそ、メンズ・アウトドアファッションが広く好まれている理由なのです。

カテゴリー別にアウトドアファッションを攻略


さて、ここからはボトムス、バッグ、アウター、サンダルに分けて旬なアウトドアファッションを完成させるブランドとアイテムをご紹介していきます。

「取り入れやすいのはどのアイテム?」
「どんなブランドがおすすめ?」

などの疑問をお持ちの方はぜひ参考に。すべてタウンユースもイケる逸品を用意しました。

【ボトムス編】いまどきアウトドアファッションを叶える3品



巷では、テック素材(機能素材)のパンツをミックスしたメンズコーデがブーム。伸縮素材やゴム仕様のウエストといった“楽”な要素も、おしゃれでかっこよく映ると評判です。

そこで、「最も今どきなアウトドアファッションで着こなしたい!」という方は、この「ボトムス」で取り入れるスタイルがおすすめです。また、トップスほど主張が強くないため、アウドドアファッションが初めてという方にもハードルが低く、挑戦しやすいというメリットがあります。

これから購入される方は、夏を見据えて、取り入れやすい「半ズボン(ショーツ)」を選択してみるのも一手です。レイヤードスタイルやハイカットシューズで合わせれば、存外と春から初冬まで着回せますよ。

1. おしゃれシャカシャカパンツ=〈THE NORTH FACE PURPLE LABEL〉



選んでおけば間違いなし、なTHE NORTH FACE。今回は、nanamicaとコラボした〈THE NORTH FACE PURPLE LABEL〉からマウンテンウインドパンツをセレクト。

デザインソースは、90年代の同社の名品パンツ。それを軽量化し、時代に合わせた軽やかさをプラス。ウエストのイージー仕様も今の気分にピッタリです。アクセントとなる膝の切り替えも「映え」確実。アクティブさを活かして、華やかなカラーを取り入れたメンズ・アウトドアファッションを楽しむのが乙です。




JOURNAL STANDARD 福岡店 (Men's)
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2. 極上のリラックス感漂う〈GRAMICCI×JOURNAL STANDARD〉


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ロッククライミングウエアのパイオニアブランド、〈GRAMICCI〉。注目は、JOURNAL STANDARD別注のポリ×レーヨンのドライギャバジンパンツ。

ソフト感と適度な肉厚感の好バランスが生むトロミ感はとても新鮮スッキリしたシルエットや、品の良さを印象付けるセンタープレスもいい感じ。シャツやジャケットと合わせる大人のアウトドアファッションに最適です。短めの着丈なので、春夏のメンズコーデには必須の「抜け感」が欲しい方もぜひどうぞ。




JOURNAL STANDARD 京都店 (Men's)
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3. いざって時にもOKな〈GRAMICCI×EDIFICE〉


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続いても〈GRAMICCI〉から、EDIFICE別注のショートパンツのご紹介。ポイントは、「水に落ちがちな朝ドラのヒロイン」にも教えてあげたい機能性。

というのも実はコレ、スイムウエアとしても使える一本。速乾性と水に濡れても動きやすいよう伸縮性を備えており、汗をかきやすい春夏シーズンにも最適です。ワイドなシルエット&絶妙な丈も◎。使いやすいカラー展開も、都会的なアウトドアファッションに重宝すること間違いなしです。




EDIFICE 博多店
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【バッグ編】誰でも気軽に取り入れやすい3品



一番手軽にアウトドアファッションを楽しみたいならば、「バッグ」はいかがでしょう。サコッシュやウエストポーチといった小型のバッグなら出費もあまりかからず、それでいてアウトドアテイストの小洒落具合をしっかりと打ち出せます

ウエアと異なり、着用する人を選ばないのも高ポイント。「トータルでのキッチリ・カッチリ感はハズせないけれど、話題のアウトドア要素も少しだけ欲しい」なんていう方にもピッタリです。

さらに、アウトドアバッグは万能選手。デイリーにもイベントにもマルチユースなうえ、「鶯」の鳴く春から「寒椿」の咲く冬まで使えるシーズンレスな性格。手元に一点あると、何かと重宝しますよ。

1. 「映え」る〈THE NORTH FACE PURPLE LABEL〉


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ロードバイクのレースで使われているサコッシュ。今ではすっかりタウンユースのバッグとしても浸透しています。

こちらは、感度の高いレーベルと多方から絶賛されている〈THE NORTH FACE PURPLE LABEL〉のアイテム。素材にはリップストップナイロンを使用し、アクティブなシーンにも対応。一方、ショルダーのブランドロゴで絶妙なファッション感もプラス。見事、今どきアウトドアファッションに最適なメンズバッグへと昇華させています。完売も多いブランドゆえ、気になる方はお早めに!




EDIFICE 博多店
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2. ツボったら買い、の〈WILDTHINGS〉


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ダウンなどのアウトドアファッションで人気を博した<WILD THINGS>。2016年より待望のリスタートを果たし、再び脚光を浴びています。

そんなアツいブランドからは、メンズ用のウエストポーチをセレクト。「ダサさ」で人気を集めるカテゴリーですが、この80’sなカラーはより強烈。モノトーンのハズシに、個性派コーデのさらなるスパイスにと、使いみちは無限。耐摩耗性・防水性に優れるX-PAC素材は、スキーやスノーボードといった冬のアクティビティにもおすすめです。




URBAN RESEARCH Store 心斎橋店
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3. まさに「王道」の〈GREGORY〉


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アメリカ屈指のバッグブランドとして名をはせる〈GREGORY〉。プロがおすすめするのはやはりコレ、DAY PACK。

日帰り登山にも使える機能性を持ちながら、街にも馴染むスタイルは鉄板定番品。アウトドアファッションでも、カジュアルからストリートまで対応します。また、ブラックカラーならスーツ×リュックでの通勤にも使えてコスパ良し。ノートPC用のスリーブも配置されており、使い勝手もGOODです。ウエストベルトもあるので、自転車通勤のメンズもぜひチェックを!




JOURNAL STANDARD 福岡店 (Men's)
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【アウター編】着るだけでアウトドアファッションが完成



「ガツンとメンズ・アウトドアファッションを楽しみたい!」。そんな方には、一点加えるだけでインパクトあるアウトドアミックススタイルが完成する「アウター」がおすすめです。

アウターはスタイルに占める面積が大きいアイテム。ゆえに、ひと目でアウトドアとわかる強めのアイテムを選ぶと、より街中でも埋もれないコーデに仕上がります。アウターという性格上、夏の出番はあまりありませんが、それ以外の季節ではしっかりと役目を果たしてくれますよ。

機能性の高い一枚を選べば、本気のアクティビティにも活用できます。少々お値段は張りますが、広く使い回すことを考えるとお買い得感も十分です。

1. 軽さは正義な〈THE NORTH FACE PURPLE LABEL〉3品



今回、3度目の登場となる〈THE NORTH FACE PURPLE LABEL〉。プロたちの間でも、いかに注目されているのかがわかります。

セレクトされたのは、ライトウェイトのメンズ用マウンテンパーカー。90年代のマウンテンライトジャケットを50デニールのリップストップ生地で仕立て直した一枚です。ほかにも、一部省かれた裏地、袖口の当たりをソフトにした袖口など、軽い着心地を徹底して優先。リラックスしたアウトドアファッションにはもってこいです。秋・冬・春と使い回せるコスパの高さにも注目です。




JOURNAL STANDARD神戸店(Men's)
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2. 幻解!超常ファイルも注目?、な〈YETI〉


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デンマーク語の“Hygge”をテーマに、「人の幸せ」を追求している〈YETI〉。『BRUTAS』や『UOMO』、『LEON』といったメンズ雑誌でも紹介され始めている、今話題のブランドです。

ご紹介するのは、アウトドアファッションでも注目度急上昇中のアノラックパーカー。超軽量・超極薄な素材ながら、高耐水・高透湿というガチなアウトドアスペック。それでいてシルエットも秀麗。アメカジ風にデニムに合わせるも良し、モード風にモノトーンアイテムで合わせるも良しな逸品です。




FREAK'S STORE 渋谷店 MEN
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3. 服好きがマークする〈Powderhorn Mountaineering〉



アメリカで活躍したアウトドアファッションブランド、〈Powderhorn Mountaineering〉。惜しまれつつ終了した伝説のブランドが近年復活し、関心を集めています。

プロがおすすめするのは、趣のある細かなシワ感が美しいアノラック。「いい仕事してますねぇ」と思わず呟いてしまうこと必至です。ストリートでも人気のパープルカラー個性的なドルマンスリーブと、おしゃれ成分もぎゅっと凝縮。撥水機能も付き、春時雨に初夏の梅雨にと、アクティブなメンズはぜひ必携したい一枚です。




-EHS- Eight Hundred Ships
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【サンダル編】開放感を味わえる3品



「積乱雲」「ひまわり」「麦わら帽子」と聞くだけで、なにやら暑くなってきますね。そんな暑い夏に必須のサンダルも、実はアウトドアミックスコーデにおすすめのアイテムです。

ポイントは、コーデ的にも価格的にもバッグに次いで取り入れやすいこと。そしてアウトドアファッションのくつろぎ感をしっかりと演出できること。

選びたいのは、適度なカジュアル感と安定感を感じさせるスニーカーサンダルorストラップの多いサンダル。ソックスと合わせれば、トレンドのセットアップコーデにもOKです。ほどよく抜け感のあるスタイルで、一段上のおしゃれメンズを目指してみましょう。

1.まさにユニークな〈KEEN〉


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「つま先を守れるサンダル」として人気の〈KEEN〉。今回は、JOURNAL STANDARD EXCLUSIVEから登場した別注モデルをプッシュ。

ベースは、ブランドの代名詞UNEEK。水陸両用とのことですが、ここでズゴックやアッガイを思い浮かべた方はいいおっさんです、仲間です。さて別注ポイントは、ベージュ・スエードのシュータン。細かい所ですが、こうした品の良さこそ30〜40代のメンズコーデにおけるキモ。ソールのグリップ力も高く、アーバンなアウトドアファッションには心強い一品です。




JOURNAL STANDARD 福岡店 (Men's)
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2. スニーカーの骨格の如き〈TEVA〉


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グランドキャニオンの岸で産声を上げた〈TEVA〉。アンクルストラップ付きサンダルの元祖として、現在では多くのファッションブランドとコラボモデルを展開しています。

おすすめするのは、ブランド定番モデルの「HURRICANE XLT2」。独自機構による安定したホールド感、丸一日履いても疲れないクッション性などは、アスファルト上でも効果絶大。極めつけは、モダンなスニーカーを極限まで削ぎ落としたかのようなフォルム。今どきなアウトドアファッションとしてすんなりと溶け込んでくれます。




EDIFICE TOKYO(渋谷店)
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3. フレキシブルさが垣間見える〈CHACO〉


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Chaco - Z/1クラシック(USA) ¥18,360(税込)


上の〈TEVA〉とともに、アメリカのスポーツサンダルの双璧をなす〈CHACO〉。整形外科学や人間工学の見地も取り入れた快適な履き心地が魅力のブランドです。

ピックアップするのは「Z/1クラシック」。同社のメンズサンダルの代名詞的モデルです。VibramからスイッチしたオリジナルのCHACOGRIPソールはすこぶる良好。ストラップに描かれるカリフォルニアの連峰もクール。雄大な自然に思いをはせながら、アーバンなアウトドアファッションのお供に使いたい一足です。




SECOURS - 林田浩一郎
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あとがき

今回もFACYらしく、プロ目線でのメンズ・アウトドアファッションの逸品たちをご紹介しました。他とは違うお気に入りのブランドやアイテムに巡り会えたなら、ぜひこの機会に入手してみてくださいね。

「初めて取り入れるんだけど、大丈夫かな?」「このアイテムにはどんなものが似合うの?」などなど、心配ごとはアパレルのプロにお任せ! 各アイテムのリンク先から使えるFACYのメッセージ機能では、現役のショップスタッフが皆さんのお悩みにお答えしています。ぜひご活用ください。


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