【Interview -ファッション業界で働く-】フリーランスPR 小高 妃登美(前編)

FASHION 2017.01.10
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ファッション好きなら一度は覗いてみたい、ファッション業界。【Interview -ファッション業界で働く-】はファッション業界で働く方々に、ファッションに目覚めたきっかけや今の仕事に就いた経緯、お仕事の魅力などを伺うインタビュー連載です。第3回はフリーランスPR小高 妃登美さんに登場していただきます。

服飾の専門学校を卒業したのち、まずは販売員としてファッション業界に足を踏み入れた小高さん。その後ロサンゼルスへ渡り古着を扱う会社で働いていたそう。帰国してからは海外のコレクションブランドなどをクライアントに抱えるPR会社に入社。7年間勤めた後、現在のフリーランスPRに。

Interview


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— まずはじめに、なぜファッション業界を志したんですか?


そもそもファッションに興味を持ち始めたのは、4つ離れた姉の影響でした。漠然とファッション業界で働きたいなとは思っていたんですけど、当時はファッション業界にどんな仕事があるのかもわからない状態。

とりあえずファッションの専門学校に行ったのですが、結局どんな仕事があるのかよくわからなくて(笑)「スタイリストになりたい」なんて思っていたんですけど、卒業する時になってもどういった職業があるのか、どうすればスタイリストになれるかが良くわからなかったので、まずは友人の紹介で販売員から始めることにしました。

— 販売員からのスタートだったんですね。ではそのままそのショップのプレスに?

いえ、販売員として2年ほど勤めたのですが、英語を学びたいという気持ちもあり、次のステップに進もうと思い切ってロスへ渡ることに。バイトで半年間お金を貯めて、とりあえず行ってしまえ!という感じで友人が住むロスへ単身飛び込みました。

語学留学が主な目的ではなくファッション関係で働きたいと思っていたので、いろいろなところに電話をかけて働き口を探して、古着を扱う会社で働き始めました。アメリカ生活は約1年半ですね。

PRになったのはそのすぐ後。20代半ばで帰国して、さあどうしようかという時にたまたまPR会社の求人があったので受けてみたら、まさかの合格でした。

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— PRというと販売員の先のステップ、もしくはPR会社に新卒入社か経験者採用のイメージですが、なぜ帰国後すぐにPRの道を選んだのですか?

PRの仕事内容も詳しく知らず、未経験だったのに採用していただいたのはとてもラッキーでした。英語が少しだけ出来たことと、アメリカ時代の仕事でハードに働いたエピソードなどを話したら根性を買ってもらえたみたいです。

アメリカに渡った時もそうなんだけど、直感で自分が進もうと思った方向に、道がわからなくてもとりあえず飛び込んでいく性格なんです。PRに関しても入ってゼロから学んで行きました。最初はクライアントや会社の役にも立てていなかったと思うし、今思え返せば7年間続けても満足いく良い仕事はできていなかったと思う。それくらい、PRの仕事は奥が深いんですよね。

— PR会社での具体的な業務内容を教えてください。

当時入社した会社では主にインターナショナルブランドのPRをしていました。仕事内容は様々。プレスルームにそのシーズンのサンプルを展示してリースの対応をしたり、ショップオープンや展示会などのイベントの予算組みや会場手配などオーガナイズをしたり、海外コレクションでの日本プレスの方々のケア、そして日本でPRを行っていきたいという新規ブランドを見つけてくるのも重要な仕事です。

もちろんお茶汲みとか掃除とか、基本的なことも誠意を持ってやっていきました。今でもそういった仕事にはその人の仕事の姿勢が表れると思っています。

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— イベントのオーガナイズやコレクションなどもPRのお仕事なんですね。ファッションショーでのPRの役割とはなんですか?

私の経験をお話すると、海外のコレクションにおいては、世界各国から関係者が集う中で、ブランド本国のコーディネートのもと「日本のプレス席」のエリアや席数が割り当てられ、それを日本のPRチームが管理します。日本で集めた出欠席やシート情報などを現地PRに伝えて、ショー当日はきちんと取材をしていただけるよう、日本の媒体やスタイリスト、セレブなどの来場者を現場でケアする役目があります。

日本でショーが行われる場合は、すべてデザイナーとの話し合いのもと、会場を押さえたり、キャスティング会社とモデルを決めたり、スタイリストとスタイリングを調整したり、ディレクターと演出やモデルの順番を決めたり、仕事は多岐に渡ります。各分野のプロが決めたことを全て把握しないといけません。

当日の一番の仕事は来場者をお席までご案内し、会場を埋めること。ブランドにとっての重要な方々はフロントローに座っていただくんですけど、その方が来なかったり、開始ギリギリに到着したり、予想外のことはたくさん起こります。フロントローに穴をあけるのは絶対にNGなので、空かない様にするにはとっさの判断が必要。とはいえ、席がなくなった!なんてことも許されないので、毎回ヒヤヒヤです。



後編では忘れられないエピソードやPRに必要な能力、フリーランスになってからの働き方の違い、これからの目標などをお伺いします。

後編へ続く...

Text. Azu Satoh

Text&Edit : azu

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